要点

表示通貨、決済通貨、為替、価格調整、返金、会計照合をまとめて設計します。

表示通貨と入金通貨を分けて考える

顧客が見る通貨、チェックアウトで確定する通貨、自社が受け取る通貨は同じとは限りません。対象市場ごとに三つの関係を整理します。

市場別価格は為替換算だけで決めない

為替に加え、送料、税、返品、競合価格、心理的価格を考慮します。利益率が異なる市場では同一商品の価格調整が必要になることがあります。

為替変動の影響を決めておく

自動換算を使う場合も、急な変動が粗利や表示価格に与える影響を確認します。価格を固定する市場と変動させる市場を分ける考え方もあります。

決済手段の対応通貨を確認する

表示できる通貨と決済サービスが処理できる通貨は別条件です。市場ごとに利用可否、手数料、入金条件を公式情報で確認します。

割引・税・送料との組み合わせを試す

市場別価格、割引コード、送料、税を組み合わせた注文を作り、表示と最終請求額が一致するか確認します。端数処理や最低購入額も見ます。

返金時の金額と通貨を確認する

為替が動いた後の返金、部分返金、キャンセルで顧客と自社の金額がどう扱われるかを確認します。サポート担当が説明できる状態にします。

会計・レポートの照合方法を決める

注文通貨、入金通貨、手数料、為替差をどのレポートで照合するかを決めます。市場別の売上と利益が同じ基準で比較できるようにします。

実注文で市場ごとに検証する

代表的な通貨で少額注文を行い、価格表示、決済、通知、入金、返金まで確認します。問題があれば通貨を増やす前に原因を解消します。

実行チェックリスト

  • 表示通貨と決済通貨
  • 為替と価格調整
  • 返金と会計照合
  • 市場別の粗利とCVR
  • 設定と指標ごとの責任者を決める
  • 実注文に近い条件でテストし記録を残す

よくある質問

最初の計画はどこまで詳細にしますか?

範囲、責任、成功指標、公開条件が明確なら十分です。将来要件をすべて予測する必要はありません。

公開前にすべて設定する必要がありますか?

いいえ。最小限で一連の購入・運用を成立させ、データに基づいて機能を追加します。

どの頻度で見直しますか?

高リスク項目は公開前、初月は毎週、安定後は少なくとも毎月確認します。

公式情報と確認先